生体防御のしくみ
みなさん、こんにちは。今回は
【生体防御のしくみ】について書いていきます。
私にとっての復習になる記事になってます。
これは、【免疫のしくみ】の内容を深堀りしたものとなっていると思います。
https://haruya3.hatenablog.com/entry/2020/03/19/173359
[生体防御の種類]
・自然免疫 ・獲得免疫
→・物理的防御 →・細胞性免疫
・化学的防御 ・体液性免疫
・食作用
【自然免疫】
『物理的防御』
→皮膚や粘膜、繊毛の運動、せきやくしゃみなどによる異物侵入の阻止。
『化学的防御』
→リゾチーム※(細菌の細胞壁を分解)、ディフェンシン※(細菌の細胞膜を破壊)、酸性環境など。
※唾液、涙、粘液などに含まれる。
『食作用』
→好中球・マクロファージ・樹状細胞による異物の分解。
【獲得免疫】
『細胞性免疫』
→T細胞による感染細胞への攻撃、食作用の増強。
『体液性免疫』
→抗体(B細胞が産生)による異物の凝集・排除。
【免疫にかかわる細胞・器官】
『白血球』は免疫に関与する細胞、『リンパ系』は免疫に関与する組織・器官。
【白血球】
【リンパ系】
『白血球』
→・食細胞
・リンパ球
『食細胞』
・好中球
→食作用をもつ、反応後にアポトーシスにより死滅
骨髄で成熟し、血流にのって全身を巡る。炎症部位で血管外へ移行。
寿命は1~2日
・マクロファージ
→食作用をもつ。ヘルパーT細胞に抗原提示
結合組織に存在。血液中の単球が組織に出て分化
寿命は年単位。
・樹状細胞
→食作用をもつ。T細胞に抗原提示。獲得免疫のはじまり。全身のさまざまな組織に広く分布。
『リンパ球』
→・T細胞
・B細胞
・ナチュラルキラー細胞(NK細胞)
・T細胞
→胸腺(Thymus)で分化。
表面にT細胞受容体があり、抗原を認識する。
ヘルパーT細胞
→B細胞の抗体産生やキラーT細胞の働きを助ける
キラーT細胞
→直接、標的細胞を破壊
・B細胞
→骨髄(Bone marrow)で分化
表面に免疫グロブリン(B細胞受容体)をもつ。
形質細胞に分化して、抗体をつくる。
・ナチュラルキラー細胞(NK細胞)
→体内を監視し、がんなど異常な細胞を攻撃する。
画像を持ってきて著作権に引っ掛かるのが怖いので細胞の絵を手書きですが用意しました。かなり見づらいと思います、すいません🙏
最後にリンパ系を書いて終わろうと思います。
【リンパ系】
→・胸腺
・リンパ節
・骨髄
・ひ臓
・胸腺
→骨髄からのリンパ球を、T細胞に分化・増殖させて全身に送り出す。
・リンパ節
→多くのリンパ球(B細胞とT細胞)がある。体内に侵入した抗原や、その抗原を提示する樹状細胞は、リンパ管を通ってリンパ節に到達し、リンパ球に抗原の情報を伝える。活性化されたリンパ球は、感染部位へ移動する。
・骨髄
→リンパ球、単球を分化・増殖させる。
・ひ臓
→血液から異物をこしとり、免疫反応を行う。
これで終わろうと思います。この記事に需要があるかは知らないですけど(多分ない)これからも自分が復習したり勉強する記事はのせると思います。
免疫のしくみや今回の記事のように生物系の記事を出してますが、私自身は文系なのでこういう系(生物や化学、地学等)はどちらかというと苦手ですが嫌いではないです。
今後は色んな教科の記事を出していくと思います。よろしくお願いします。
ここまでご覧になったみなさん、本当にありがとうございました。🙇